事故事例

最終更新: 2019年8月22日




事故事例

「タトゥーシールで小2のほおに傷残る 販売会社を提訴」

 タトゥーシールを貼ったほおに傷が残ったとして、京都府向日市の小学2年生の男児(8)が、化粧品販売会社「ドゥ・ベスト」(東京都文京区)を相手取り、約1430万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。提訴は1月18日付。


 訴状によると、2017年10月、男児の母親が100円ショップでおばけの柄のシールを買い、ハロウィンパーティーに出かける前に貼ってあげた。2日後、シールをはがすとやけどのような痕が残り、皮膚科で蛍光塗料を使ったシールによる「接触皮膚炎」と診断された。


 原告代理人の弁護士によると、ほおに500円玉くらいの大きさの茶色い痕が残っている。これまでシールで炎症を起こしたことはなく、はがし方にも問題はなかったという。

 

 同社総務部は取材に、「示談に向けた話し合いをしてきたが、訴訟になり残念。シールに欠陥はなく、ほかに健康被害の報告はない。思い当たる原因もない」と話した。


(転載元:朝日新聞デジタル(2019年2月2日)より転載





JFEAによる安全性に関する考察


 2018年に消費者庁よりハロウィン仮装用品での皮膚トラブルに注意…消費者庁が呼びかけも行われており、当協会でも情報発信をしておりましたたが、起こるべくして起こってしまったトラブルといえます。


 手軽であるという理由から好まれがちなシール製品ですが、化学物質を多く含んだ接着剤を使用したステッカーを長時間貼ること自体、リスクが高いことは以前から指摘されています。


 また、水性、油性マジック、アクリル絵具は言うまでもなく、色素沈着させる転写式のタトゥーシールや、アルコールを用いるボディペイント画材のみならず、水分を使って除去するタイプの画材を用いる場合は、除去時に色素沈着を進行させるリスクがあることを、アレルギー以上に懸念する必要があります。


また、昨今のハロウィンブームで大手量販店にも「保湿作用」を謳う製品も出てきておりますが、これらは「薬事法違反」製品となりますのでご注意ください。


 アレルギー情報など、自身の肌に使う場合は、資材の選択は自己責任の範疇と考えることができますが、イベントにおいては、運営責任者あるいは運営会社が資材を選択した責任を負うため、メーカーが有するPL保険(製造物責任保険)の範疇ではない、運営責任義務が生じると考えられ、資材の正しい知識や、万が一の対処方法などを熟知したスタッフが、事前説明とアフターフォローの説明を意識した運営が求められています。


当協会の見解と指針


  • お客様が異常を感じた場合の「即時除去の実効性」の担保

  • 異常を感じなかった場合でも、生活行動の中での「自然除去性」の担保

  • この2点を備えた化学物質でない画材を用いること

  • メーカーから正しい知識と運営方法を享受できる環境があること


上記項目が、現時点で資材レベルでの最適な回避策となります。

日本フェイスペイントイベント協会では、こうした事故を未然にシミュレーションし、予め対処できる最適な画材や資材、育成モデルをメーカーとともに協同開発しています。





<ご注意事項>

一般社団法人日本フェイスペイントイベント協会™は、フェイスペイントイベントに関する安全な知識や活動を普及するため、フェイスペイントに特化した運営方法を厚生労働省確認のもと、安全の本質を追求しかつ法令を遵守したガイドラインを策定した日本で初めての団体です。国家資格である美容師免許の代替資格を謳う団体や、違法な仕事あっせん、安全性を証明できない画材を使用する団体の報告や中止事例、お問い合わせが増加しておりますのでご注意ください。※「日本フェイスペイントイベント協会」は登録商標です。

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